第16回 かがくカフェ 国と教育~ザンビア~
第16回 かがくカフェのご案内です。
日時 10月28日(金) 19:00~21:00
講師 石 原 武 司 (かがく教育研究所理事)
元JICAシニア海外ボランティア・元県立高校理科教諭
テーマ 国と教育 ~ザンビア~
参加費 会員以外の方は300円(施設使用料・飲み物・お菓子代)
会員 200円(飲み物・お菓子代)
特別会員・賛助会員は 無料です。
内容紹介
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
アフリカの自然は大地溝帯が作り出した。人類が樹上生活から大地に降り立ったところもアフリカだ。いつの頃からか、そんなアフリカにぜひ行ってみたいと思うようになった。
2001年の夏、取り寄せたシニア海外ボランティアの募集要項に、理数科教材開発、ザンビア共和国があった。私はさっそく受験準備に取りかかったが、妻は大反対だった。治安の悪さと、マラリアなどの風土病のためだ。しかし、早朝のラジオ講座を聞き始めて1ヶ月、「受かったら行ってもいい」と言ってくれた。2002年1月25日、合格通知をもらった私は、定年を1年残して退職することにした。2月6日、研修のために東京に向かう新幹線の中で、私は「もう一度青春」という気分だった。
赴任したザンビアの気候は、年中さわやかで、まるで軽井沢にいるようだった。私が派遣された2002年~2004年、ザンビアは長引く不況とエイズの蔓延にあえいでいたが、ザンビアの貧しさは、私に子どもの頃の日本の貧しさを思い出させ、妙に懐かしい気分の2年間だった。私の仕事は、国立科学センターで、身近な素材を用いた実験器具を開発することであった。実験験三昧の毎日は、ちょっとファラデーの気分だった。
(当日は出来るだけたくさんの写真をお見せしたいと思っています。)
« 朋遊荘企画 「台湾 料理と文化」 追加・改訂 | トップページ | ガラス細工と実験 日程再変更します »
コメント