太陽黒点見えました
第23回 かがくカフェ 太陽黒点見えました
4月21日(土) 13:00からのかがくカフェは、天気に恵まれ参加者8名全員望遠鏡で投影し太陽黒点を観察することができました。
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講師のオルビィス株式会社 花岡 靖治さんと花岡賢治さんが、スピカ望遠鏡(対物レンズ直径4cm)を持参して、太陽投影板の工作を指導してくださいました。この望遠鏡は小学生でも組み立てられる安価な望遠鏡ですが、土星の輪も見える優れものです。ガイドスコープの代用に主鏡に平行に紙パイプが取り付けられています。そのパイプに木製の丸棒を差し込み、その先に画鋲でボール紙製の投影版を取り付けるという簡単なものです。工作は15分ほどでできました。http://www.orbys.co.jp/kolkit-jp/index.html
ラボの庭に出て三脚に望遠鏡を取り付け、太陽投影の実習をしました。空は雲が流れ一瞬太陽が顔を見せるもののすぐに雲に隠されます。この間に遠くの鉄塔を見てピントを合わせ、投影の仕方を教えていただきました。投影板に落ちる鏡筒の影の形を見て、鏡筒を太陽の方向に向けます。ぴったり合えば、投影板に太陽の像が映ります。
しばらく練習しているうちに晴れ間が広がり、全員太陽を投影することができました。黒点がはっきり見え、デジカメで撮影しました。ピンホールカメラでの投影法、鏡で太陽を反射させ壁に投影する方法など教えていただきました。また、円尾さんが持参した太陽望遠鏡でプロミネンスを見せてもらいました。子どもは直接望遠鏡を覗こうとするので危険なことなど、観察の注意も学びました。
その後、ラボに戻ってティータイム、花岡賢治さんに金環日食観察上の注意点などをビデオやインターネットを使って講習していただきました。金環日食では太陽が完全に隠れないため、日食めがねをかけていても長時間の観察は危険なこと。市販の日食めがねやフィルターの中には、440mn程度のブルーライトや赤外線を透過して危険なものがあることなど、安全な観測のための注意を教わりました。その後尾、金星の日面通過通過観測などについても学びました。
花岡さんは大阪で3代続いて望遠鏡の会社を経営しておられます。花岡 靖治さんの小さなスピカ望遠鏡キット普及にかける宇宙規模の哲学をお聞きし感銘を受けました。参加者の方から、「感動しました。たくさんのことを学びました。」というメールをいただきました。
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コメント
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円尾さん 美味しいお土産、ありがとうございました。太陽望遠鏡で見せていただいたプロミネンス、これも感激でした。また、ゆっくり見せてください。
投稿: 森本 | 2012年4月22日 (日) 22時48分