放射線のかがく 報告
第36回かがくカフェ 「放射線のかがく」 報告です。
12月1日(土) 参加者16名で盛況でした。
はじめに講師の熊谷哲先生の放射線についての初心者向けの講義があり、その後、放射線測定器の紹介と、測定実験をしました。液体窒素が必要なため今回は測定しませんでしたが、携帯用ゲルマニウムスペクトロメーターを見せていただきました。エネルギー分解能1%の高性能なものです。次にシリコンタイプのスペクトロメーターで、これはエネルギー分解能数%ですが、10cm角程度の小型で、パソコンに接続し、プロジェクターで投影もできる優れものです。これが20万円程度で買えるということでした。
アメリカ製の放射線測定器は、シリコンカバーがついて防水されていますが、日本の放射線測定器は防水になっていません。屋外に放出された放射性物質を測定する想定の有無が明確に現れています。核戦争を想定した国と、絶対事故は起こらない前提の国との違いでしょうか。比べて見せていただいてはじめてわかりました。(つづく)
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