鍾乳洞のかがく(報告)
第39回かがくカフェ 「鍾乳洞のかがく」無事終了しました。
4月20日(土) 8:30にファラデーラボを出発し、中国自動車道福崎インターと、北房インターで合流し、3台の自動車に14人が分乗して、11:30頃岡山県新見市豊永宇山にある宇山洞に行きました。安全確保、洞内保護などについて確認をした後入洞しました。
比較的大きな洞窟で、中間地点までは天井が高く、頭が当たるような場所がほとんどないので、初心者にも入りやすい所でした。鍾乳石、石筍、ストロー、リムプール、カーテン、洞窟珊瑚など鍾乳洞の特徴を観察することができました。
また、目の高さ位の位置にぶら下がっているコウモリも観察することができました。約100mで水平部は終わり、5m位の縦穴になります。ここから先はロープが必要な本格的ケービングになるので、ここで記念写真を撮って戻りました。
入り口でかがく教育研究所長の觜本さんから、鍾乳洞の歴史について講義してもらいました。石灰岩はもともとは南の海でできたサンゴが堆積圧縮されたもので、約2億年前にできて、日本に移動して来たという話をこの鍾乳洞の前で聴くと、足下の白い石灰岩の歴史が実感されました。朝から晴天でしたが、急に雨が降り出したので、急いで駐車場に戻りました。(つづく)
駐車場の近くの林の木の名前を、理科ハウスで販売しているドングリの葉と実の図鑑ハンカチを使って調べました。觜本さんからこの台地を形成している石灰岩についての話を聴き、昼食場所に移動しました。
車で30分ほど西にある、カタクリ庵は手打ちそばのお店で、鴨そば、猪そば、山菜天ぷらなどとても美味しい店です。裏にお店の方が管理する山野草園があり、カタクリの群生があります。例年ならまだ花があるそうですが、今年は早く咲き、すぐに散ってしまったそうです。このカタクリを見るだけでも価値のある場所です。草間台地は桃畑の桃花が満開でした。4月なのにみぞれが降る寒い日でしたが、楽しい旅になりました。
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