第42回かがくカフェ 「地震と防災のかがく」 報告
第42回かがくカフェ 「地震と防災のかがく」
7月13日(土) 14時~16時 講師 觜本 格さん(かがく教育研究所長)
阪神大震災と東日本大震災から学び、南海トラフ巨大地震に備える防災教育
きっちり2時間密度の濃い講義でした。要約「して報告しようとしましたが、内容が多すぎて、どうかいたらいいのか戸惑っている間に遅くなってしまいました。
・地震とは何かを学ぶ誰でもできる実験。断層模型、共振模型、直下突き上げ模型などで実験しました。簡単な模型を使って実験するだけで、断層が生じる様子など、とてもわかりやすいです。
・なぜ神戸で大地震が起こったのか、兵庫県南部地震とは何か。
世界の地質構造と地形、プレートの分布、世界の地震・世界の火山について、プリント資料を元に説明されました。
兵庫県南部・大阪府の地質図、六甲山地の地質図を使い、断層の様子を知ることで、私たちの住む地域がどのような構造をしているのか、明確に理解することができました。
・東北地方太平洋沖地震とはなんだったのか。
奇跡と悲劇、明暗の分かれた二つの例を検証しながら、地震・津波という、自然現象と、震災という自然現象に対する人間の対応を、教育活動としての面から比較した、とても深く考えさせられる内容でした。
・大川小学校の悲劇
・釜石の奇跡
参考文献として、
「人はなぜ逃げ遅れるのか」ー災害の心理学-広瀬弘忠著 (正常性バイアスの問題に関連して)
「あのとき大川小学校で何が起きたのか」池上正樹・加藤順子著
学期末の多忙な時期であったこともありますが、参加者4名でした。ぜひ、もっと多くの皆さんに聞いていただきたいと思いました。
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