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2014年6月25日 (水)

第49回かがくカフェ 「アメリカの理科教育」 報告

第49回かがくカフェ 「アメリカの理科教育」 ―ボストンNSTAの旅報告―

 報告が遅くなりました。2014年4月26日(土) 14:00~16:00 参加者11名でした。

 2014年4月3日から6日まで開催された、全米科学教師協会(NSTA)の大会に参加するために訪れたボストンの旅について報告しました。

1  Discovery Musiums http://discoverymuseums.org/

 ディスカバリーミュージアムは,アメリカメイン州ボストンから鉄道で1時間ほどの郊外アストンにある,幼児と子どものための科学博物館です。Children's Discovery museumとScience Discovery Museumという二つの建物があり、幼児向けと小学生以上向けに分かれていますのでDiscovery Musiumsなのです。設立されて30年以上になるそうですが、展示物は、子どもたちが手で触れ、操作し、感じ、考え、さらに探求するような仕組みを意図的に組み込むという基本的な考え方に基づいてつくられていました。展示物は敷地内にある独立した作業場で専属の職員が手作りしていました。アポ無しで訪れたにもかかわらず、Stieve さんという方が、2時間近く案内してくださいました。展示する教材に対する深い考察と安全と確実な性能を発揮するための製造技術に裏付けられた、素晴らしい展示物の数々を体験することができました。Stieve さんとは意気投合し、帰国後、メールのやりとりをしています。環境的には、鹿やリスが住む静かな森の中にある科学館で、敷地内の森でツリーハウスを作るプログラムもあり、子どもたちが自然観察や環境問題にも関心を持つようなプログラムが用意されています。ぜひツアーを組んでもう一度訪れたい素晴らしい科学館でした。

2 全米科学教師協会(NSTA)の大会http://www.nsta.org/conferences/national.aspx

 アメリカでは次世代科学教育標準が定められ、この実現に向け進んでいました。4日間にわたり1万2千人が参加した巨大な大会で、報告の内容もまとまらず雑ぱくになってしまいました。私は、電気回路のセッションに参加したのですが、その様子などを報告しました。A4サイズくらいの段ボール紙に電池ボックス、豆電球ソケット、ラグ板などを裏から針金で固定し、それぞれをメッキした針金で接続する生徒実験器具のワークショップでした。小学校の先生中心に50人くらい参加していました。女性が8割くらいで、とても熱心に取り組み賑やかに意見交換していました。ボストン大会の詳しいプログラムはウェブサイトで見ることができます。http://nstahosted.org/pdfs/2014NationalProgram1.pdf

3 その他

 ボストンの街とホテル・食事など、ハーバード大学自然科学史博物館、水族館などについて写真で報告しました。また、ハーバード大学グッズ、大会で購入してきた教材なども紹介しました。

次の大会はシカゴです。

2015 National Conference in Chicago March 12–15

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