太陽熱のかがく 報告
太陽熱のかがく報告です。
4月18日(土) 14:00~16:00 参加者 16名
13;00頃に講師の福寿さんが来られ、三々五々、来られた方と一緒にお話をお聞きしていました。内容はすばる望遠鏡やアロマ天文台、核融合炉、加速器など、福寿さんが手がけて来られたお仕事のについてでした。この雑談がすでに講演で、一つ一つのお話が皆興味深く、聞き入っているうちに開始時間になりました。今回は、教員以外に一般の方や技術系の方が参加され、福寿さんの専門性の高い講演に興味が集まったようです。
関わって来られたプロジェクト一つ一つが立派な講演になるのですが、今回はあえて、「太陽熱温水器」に絞っていただきました。アフリカで、不潔な水しか飲めないために死んでいく、小さな子どもたちのために、何かできないかと考えて作られたのが、この太陽熱温水器です。この温水器は水を100℃に加熱できるため、飲み水を殺菌できるのです。また、東日本大震災の時には、被災地で風呂用ボイラーとして活躍したということです。1日に60℃の湯200リットルを供給することができるそうです。最近でも、兵庫県加西市の民家に風呂用として設置されたそうです。何とこれが12万円(税別)なのです。
ファラデーラボでも購入し、皆さんに実際に太陽熱の可能性を体験していただこうと思っています。また、たつの市の科学館「こどもサイエンスひろば」でも購入し、子どもたちに体験してもらう予定です。
福寿さんは、化石燃料を使わず、太陽熱を使って生活する生き方、その具体的な手立てを見せて下さいました。言葉ではうまく書けませんが、福寿さんは、その哲学をこの「太陽熱温水器」に表現しておられます。岡山の水島にシェラテクニクスという会社を作っておられて、先日見学に行ってきました。よく晴れた日で、パイプから沸騰水が出てくる様子を目の当たりにしました。幅3.6mタイプでしたが、全体で50Kgにも満たない軽さというのは驚きでした。
ファラデーラボ、こどもサイエンスひろばでは1.2m幅の物を作ってもらいます。公開しますので、ぜひご覧下さい。
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